カーレットの精神

カーレット競技を通じて、世代を問わず、一緒になってゲームを楽しみながら、コミュニケーションを深めていくことを目的としています。従って、フェアー精神が最も大切です。

カーラー(競技者)はゲームに勝つためにプレーしますが、『相手の気持ちを思いやる心』、『感謝の気持ち』、『尊敬すべき行為』、『過失を素直に認める勇気』が必要です。又参加者も同様です。

カーレットの特徴

氷上のゲーム『カーリング』は技術と伝統のゲームです。又ゲームの神髄に通ずると言われています。その神髄を手軽にどこでも行えるよう考案したのが『カーレット』です。

石のはじけ方、はじけ音、質感、等は非常に癒しになります。さらに加え、昔から日本に伝わる「おはじき」の面白さ、「ビリヤード」のクッションの楽しさと共に、思考的知的ゲームであり、コミュニケーションと人間の五感を培うことを多く含んだゲームです。

カーレットの言葉の意味

Curlingカーリングと、let「小・・・」の意の名詞語尾をつけてcurletとした造語です。商標登録しています

カーレット全体

※ストーンボックスは必ずフロアの傍にセットし、プレーをしていないストーンは全て所定の位置に置き、プレーヤー以外は持たないでください

長さ:3m60cm 幅:60cm

長さ360㎝、幅60㎝(会議机2台)の上に専用マットを載せ、重さ約280gの花崗岩石を赤対青、3人~4人がチームとなり、一人が2回、赤青1投づつ交互に6個滑らせ、相手より中心に近いストーンの数が点数になります。負けは必ず0点です。8エンド(回)の合計点で勝敗を決めます。

得点の数え方

ハウス内にあり、相手ストーンより中心に近いストーンが点数になります
負けたチームは必ず0点です。スコアは左から 2対0  0対0  0対3

ゲームの勝敗の決め方

エンド毎の得点を合計し、合計得点の多いチームが勝利します。同点の場合は延長します。正式には8エンド合計点ですが、時間等の環境によってエンド数を変えてください。但し偶数エンドがお勧めです

ショットの方法

持ち方は自由です。基本は手を開き、人差し指と中指の間にハンドルを挟みます。
ショットの注意点は手をまっすぐ押しだします。

※注意
手首を使った横投げは違反投球です。非力な方は相手の承諾を得てその投球をしてください。
ストーンがマットから飛び出す場合があります。絶対手を出したり、顔を近づけないでください。

投げる順番

競技者は3名~4名で行います。
リード(一人目)・セカンド(二人目)・サード(三人目)です

競技開始前、コイントス、じゃんけんで先攻・後攻を決めます

後攻が有利なので、通常、勝った方が後攻、負けた方は色を決めます
負けた方が赤を決めたので、勝った方は青になります

赤のリードがまずショットします
次が青のリードがショットします
次は赤のリード
次は青のリード

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リードにはフリーガードゾーンルールが適用されます

リードが終わり次のセカンドに変わります
同じように一投づつ交互に2回ショットします

サードが同様にショットします

赤6個、青6個全てショットした後、得点が決まります(青2点、負けた赤は0点)

2エンドへ行きます

エンドが変わる時はショットの順番も変えることができます

勝った方(青)から始めます

この順番を間違えた等詳細はルールブックをご覧ください

プレーゾーン

●プレーゾーンは投球者により異なり、2つあります

リード
フリーガードゾーン内とハウス

セカンド、サード
バックラインとホッグラインの間


プレーゾーンの外に出たストーンはただちに取り除きます。

フリーガードゾーン

  • フリガードゾーンルールはそれぞれのチームのリードの1投目と2投目だけに適用されるルールです。
    セカンド、スキップには適用されません
  • フリーガードゾーン内相手ストーンをプレーエリア(ホッグライン~ティーラインの間とハウスを入れた範囲)から直接、間接に当てて出し、アウトにすると、当てたストーンがアウトになり、当てられた相手のストーンは元に戻します。自身のストーンに当たって出た場合も同じです

Aフリーガードゾーン内(赤線内)
相手から当てられた後のストーン位置です
セーフ(赤枠内) ②アウト ③セーフ(ハウス内) ④アウト ⑤セーフ(ライン上)

Bハウス内
ハウス内は当てて出しても全てセーフそのまま続行です

アウトになった場合(➁、④)、当てた相手のストーン(青)がアウトになりピックアップ。
➁と④は当てられた元の位置Aに戻します

準備・片付け

カーレット一式

カーレット準備

上記用具一式全てをバックから取り出します。
この時収納位置を覚えておいてください

①~⑥の番号が左上にくるよう並べます

  • シートをはります
  • シートを巻き取り棒から取りはずします。
  • 取り終えると先端に棒がついています。その棒をハウスの上位の細長い穴から裏側に出し、溝にはめます。(右図A、B)
  • はめ込んだ棒を抑えながら立てたマットを元に戻します
  • シートを下に伸ばします
  • 棒のついた反対のシート止めのついた箇所を持ちながら、2,3回シートを左右ゆすり、軽く引っ張りながらシートを止めます 

図A 図B

バッグへの収納

  • シートを溝から外し、頭にある棒を、巻き棒の溝に入れ、それを抑えながら巻いていきますます
  • バックを開いた状態にし、机上に置きます
  • 底板を立て、底板の上に、ストーンケース2個を横に立てて並べます
  • マットの①、➁は幅が小さいです。このマットを③と④にかぶせてはめます。
    ⑤と⑥の間に付属品の白い緩衝板を間におき重ねます。6枚が4枚の厚みで収納できます。
  • シート筒はマットの横に置きます。

修繕

●取っ手

ストーンの取っ手が外れる時があります。その際は、臨時にセロテープを小さく切ってストーン3か所にテープを貼ってください(図3) 。プレーが終了した後、多目的用の接着剤でストーンの方に接着液をグルっと1周するぐらいにつけ、取っ手を取り付けてください。10分程度後かたまります。お手数をおかけしますが、宜しくお願いいたします。

●シート

シートは熱断されています。時間がたつと左右がほつれてきます。ほつれても滑りは変わりません。

●マット

保管の仕方でマットがゆがみます。やわらかいので手でゆがみを調整できます。

ゲームの応用

●1チーム3人が基本ですが人数に応じてチームの人数を調整します

例1、3人でやる場合

  1人対2人チームになります
  2人チームは一人2投して交代するか、1投づつで交代するかします

例2、10人でやる場合

  ① 3人、3人、4人の3チームを作り、1チームが見学します
  ➁ 1チーム5人にし、1人1投とし、赤チーム、青チーム交互に投げます
    投げた人は後ろにつきます
    1チーム5人なので、最初の人がもう1投し、6投終え、得点を数えます
    次のエンドに進みます。その時は2番目の人から投げていきます

※プレーする人数、時間に応じて自由に決めてください。
但し、赤、青6投づつ、12ストーン全て投げ終わって得点するのが基本です

解説書PDF

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